クボタリテックス 撤退を正式表明

 北上市和賀町後藤の廃棄物処理施設、クボタリテックス北上資源化センター(柄谷章所長、従業員33人)は21日夜、同市和賀町藤根の和賀東小体育館で住民説明会を開き、同市からの撤退を正式表明した。年内に残存廃棄物を排出し、来春をめどに建物すべてを撤去する。住民からは「きちんと事後処理をした上で撤退してほしい」との要望が出され、会社側はこれを約束。県内最大の廃棄物処理施設としてスタートした同センターだが、相次ぐ失態に住民理解は得られず、わずか約3年半で閉鎖に追い込まれた。(http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m10/d22/NippoNews_4.html

 「昨年秋のダイオキシン改ざん問題、今年6月のガス漏れ事故、そして9月5日の火災・・・」 ここまですりゃ、もう存続する方が無理ってもんでしょ。クボタも散々やってくれたものです。
 こういう産業は住民理解が得られにくい分、どこよりもまして無事故を徹底しなければやっていけないでしょう。っていうか、無事故が当たり前。当たり前のことを当たり前にやれなければ批判を受けるのは当然。・・・まぁ、自分たちにも当てはまることですけどね。他山の石にしなければ。


 しかし、工業都市の北上にとって必要不可欠な産業であることは確か。であるからこそ、非常に残念です。産業振興に悪影響が出なければいいのですが。でもまぁ、産業振興よりも大事なのは人の命、健康ですから。