被災地の風。

昨日陸前高田で行われた意見交換会に先立って、地元の職員の方に被災の状況を案内していただいた。

昨日は風が強くて、外に立っているとホコリや砂のようなものが舞っていて、目や口に入ってくる。なんでこんなホコリっぽいんだろうと思ったけど、周囲の建物がすべてなくなって地面が吹きっさらしになったのだからそれは当然だった。うずたかく積まれたがれき由来のものもあるだろうか。

あぁ、現地でしか感じることができないことってこれなんだなと思った。五感をフルに使って陸前高田の現状を受け止める。ホコリが目に入ったからか、感情が高ぶったからか分からないが、私の目は涙でにじんでいた。