ディープ・インパクト

 と言っても映画じゃありません。NASAの彗星探査機です。
2005年7月4日 ディープインパクト計画

 彗星(すいせい)「テンペル1」を調べる米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ディープインパクト」は米東部時間3日午前2時7分(日本時間同日午後3時7分)、観測器(インパクター)の放出に成功した。NASAが発表した。
 観測器は米独立記念日の4日午前1時50分(同午後2時50分)ごろ、テンペル1の中心部に当たる核に衝突する。宇宙探査史上初の「衝突実験」が目前に迫った。衝突による彗星の変化や飛び散った物質は、ディープインパクトに搭載された高性能カメラや、ハッブル宇宙望遠鏡などで観測する。 

 衝突予定が独立記念日なのもアメリカらしいし、「分からないからぶつけてしまえ」って発想もアメリカらしいなと思います。そもそもこれって宇宙環境破壊なんじゃないかって素人考えでは思うんだけれども、調べてみると、ディープ・インパクトの与えるインパクトってディープじゃないようで(笑)、宇宙のスケールで見ればちっぽけなもののようです。
 結構天文学とか宇宙物理学にも興味があるのですが、今回の観測は今までにないタイプの宇宙観測で、私的にはわくわくしています。それに、こういう実験や観測というのは「理論上はこうなるはずだ」という、ある程度結果が予測されたものが多いと思うのですが、この実験は学者の間でも全く予想がつかず、意見が分かれているというのです。この際だから、彗星が破壊されたとかド派手な結果になってくれるとおもしろいんだけどなー(爆)。まぁ、それは冗談として、彗星に関する新たな事実の発見が楽しみです。