ハリケーン「コイズミ」。

 今回の衆院選の感想をちょっと。端的に言えば「小泉さん、勝ちすぎ」。勝つにしても負けるにしても極端になりがちという小選挙区制の性質とはいえ、ここまで如実に結果に出るとは思っても見ませんでした。まぁ、自分も小選挙区自民党候補に投票したクチなので、こんなこと言えた立場でもないんですけどね。*1
 これが民意だ、と言われればそれまでですが、これに奢って自民党の政治が暴走をしないとも限らないと思うんです。そう言うことを考えたときに、衆議院3分の2与党の中での公明党の役割はある意味非常に大きい。与党内野党ぐらいのスタンスでいいから、本当に小泉さんが国民の側を向いた政治をしているかどうかのチェック機能を果たす必要があると思う。今までもそれぐらいのことが出来る影響力は保持してきたんだし、今後はますます重要になると思う。
 今回初めて選挙に行ったという方々もたくさんいると思うけど、1人1人の権利行使の積み重ねがこういう結果になったのであって、いろいろ専門家が予想することは出来ても、やっぱりふたを開けてみないと分からない。逆に民主党が勝って政権交代、っていうシナリオも十分考えられたわけで。だからこそ四の五の言わずにまずは投票に行って権利を行使するというのがやっぱり大事なんじゃないかなって思います。
 ただ、政治の方もちゃんと国民の側を向いた政治をしてくれないと、せっかく今回関心が向いた層を失望させてしまいますぞ。その点はしっかり見張っていく必要があると思います。

*1:うちの選挙区の民主党候補は小沢一郎さんなので、どうあがいても結果がひっくり返るとは考えにくいという特殊事情はありますが・・・