ありがとう。

在りし日。

 今日、うちで飼っていた犬・クーが亡くなった。15歳と3ヶ月の命だった。(画像はちゃんと生きてる状態の時の写真です)

 夕方、私と母親がだいたい同じタイミングで家に帰ってきたんだけど、家の前でバタッと倒れてた。あぁ、ついにこの時が来たんだな、としばし亡骸の前で呆然とし、目の前の現実を受け入れられずにいた。

 今年の7月、かなり元気な状態で15歳の誕生日を迎え、こりゃまだまだ生きるな、と思っていた矢先に急激に衰弱し、一時期はほとんど寝たきりの状態にまでなった。先は長くないな、と覚悟までしたのだが、その時は幸い少しずつ回復し、最近ではよたよたではありながらも、少しは歩けるようになってきていて、ホッとしていたところだった。

 今日の朝も、いつものようにすやすやと寝ていた。私が仕事に出掛けるときは、ときどき触ってこっちを見てくれるのを確認したりしていたのだが、今日は急いでいて、寝ている姿を確認しただけで、そのままスルーしてしまった。今日の朝も構ってやってれば、とちょっと後悔している。



 ほんとに、家族の一員だった。元はと言えば、妹が飼いたいと言ってうちにやってきたのだが、既に亡くなった祖父母も含め、家族全員から愛されていた。自分も、嬉しい時、悲しい時、楽しい時、つらい時、さまざまな場面に一緒に土手を散歩したり、話しかけたりして、自分の分身のような気がしていた。・・・こう書いていると、涙が溢れてきてしまう。。。

 15年間、本当にありがとう。そして、さようなら。安らかに眠ってください。